「ピラティス」は耳にしたことがあっても、実際どのような運動なのかはよく知らないという方も多いかと思います。
ピラティスは体への負荷がそれほど大きくなく、ご自宅でも簡単に取り組むことができるため、運動が苦手な方でも気軽に始めることができるんです♪
今回は、ピラティスとはどのような運動なのか、また得られる効果ややり方ついてご紹介!
運動に苦手意識のある方はぜひ、ピラティスにチャレンジしてみましょう。
★ピラティスで得られる効果が知りたい!
ピラティスってなに?
まず、ピラティスがどのような運動なのか知っておきましょう。
リハビリのために開発された運動
ピラティスは、第一次世界大戦で負傷したドイツ兵がベッドに寝た状態でもできるリハビリ運動として、考案されたのが始まりです。
考案者の名前が「ジョセフ・ピラティス」であったため、ピラティスと名付けられました。
ヨガとの違いについて
ピラティスとよく似たエクササイズとして、「ヨガ」があります。
実は、ピラティスはヨガのメソッドを取り入れたものなんです。
でも、ピラティスとヨガでは異なる点が多くあります。
ヨガでは瞑想などを行なって精神面に働きかけますが、ピラティスは体の動きのみ焦点を当てています。
さらに、ヨガはマットや補助器具を使用しないことが多い一方で、ピラティスはマットや補助器具を使用し、また呼吸法についても、ヨガは腹式呼吸、ピラティスは胸式呼吸となっています。
ピラティスの効果
ピラティスで得られる効果には、以下の3つがあります。
・姿勢をよくする
・ダイエット効果
・肩こりや腰痛の改善
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
姿勢をよくする
ピラティスでは、骨を動かすことに意識を向ける動きが多く取り入れられており、特に背骨や骨盤を大きく動かします。
そのため、猫背や骨盤の歪みを改善することができ、姿勢をよくすることに高い効果が期待できるんです。
ダイエット効果
ピラティスのゆっくりとした動きでは、筋肉を鍛えて筋肉量を増やすことができます。
筋肉はカロリーを多く消費するため、筋肉量が増えることで代謝UP!
カロリー消費しやすい、痩せやすい体を作ることに役立ちます。
肩こりや腰痛の改善
肩こりや腰痛の原因の一つとして、筋肉の緊張・硬直が挙げられます。
ピラティスを行うことで、筋肉をほぐすことができるため、肩こりや腰痛が改善される期待ができます。
ピラティスのやり方
ピラティスの基礎的な動きとなる、「ロールアップ」「バックエクステンション」「レックサークル」という3つのやり方について見ていきましょう。
ロールアップ
①マットの上で仰向けになって寝る。
②ひざを軽く曲げ、骨盤と床が平行になるようにする。
③息を吐きながら、体を内側に丸めるように上体を起こしていく。
④5回以上繰り返す。
ロールアップでは、骨盤にしっかりと意識を向けることで骨盤のズレや歪みを改善することができます。
バックエクステンション
①マットの上でうつぶせになる。
②足を肩幅に開き、腕は伸ばしておく。
③床からへそを徐々に離していくように、息を吸いながらお腹を引き上げていき、限界まで上げたらその状態で3秒キープ。
⑤10回程度繰り返す。
バックエクステンションでは、背中の筋肉を和らげることができるため、姿勢改善に高い効果が期待できます。
レッグサークル
①マット仰向けになって寝る。
②天井に向かって片足を上げる。
③股関節を軸にして足を回す。
④ 時計回りに5周、反時計回りで5周回し、反対の足も同様に行う。
レッグサークルでは、姿勢の悪さや運動不足で硬くなった股関節の柔軟性を高めることができます。
股関節を柔らかくすることは、怪我防止やむくみ改善に効果的です。
おわりに
今回は、ピラティスとはどのような運動なのか、また得られる効果ややり方ついてご紹介してきました。
ピラティスを行うことで、さまざまな体によい変化がもたらされることが期待できます。
無理のない範囲で、毎日の生活にピラティスを取り入れてみてはいかがでしょうか。