丁寧なスキンケアを心がけているつもりでも、肌色のくすみや荒れが良くならないのは、もしかするとブルーライトによる影響が考えられるかもしれません。
女性にとって身近な電子機器となるスマホやパソコン、テレビなどから発せられるブルーライトは、第3の紫外線と呼ばれるほど日光と波長が似ているため、お肌に良くない影響を及ぼしてしまうことが…。
今回はブルーライトがお肌にどんなよくないデメリットをもたらしてしまうのか、その影響とダメージからお肌を守るためにしておきたい予防策を合わせてお伝えしてみたいと思います。
ブルーライトによるお肌へのよくない影響とは?
スマホやパソコン、テレビを使用するたびに浴び続けてしまうブルーライト。
美容の大敵とも言われているブルーライトは、いったいお肌にどんな影響を与えてしまうのでしょうか?
ブルーライトによる主なお肌ダメージを一緒にチェックしてみましょう。
肌荒れ
ブルーライトが原因で起こる肌荒れは、光の刺激で眼精疲労が起こり、睡眠の質が低下しやすくなることが影響しています。
良質な睡眠はどんなに高級な化粧品よりもお肌の栄養になると言われているため、ブルーライトによって睡眠の質が悪くなってしまうと、お肌に必要な栄養が行き届かず、ターンオーバーが乱れて肌荒れしやすい状態になるのです。
シミやくすみ
人間の皮膚は4つの層から構成されているのですが、その中の表皮層は、4つの層の内もっともブルーライトの光を吸収させてしまう性質があります。
ブルーライトによって皮膚の表皮層がダメージを受けると、メラニン色素が発生し、色素沈着からの日焼け状態にお肌が変わってしまうため、シミやくすみ、肌色のムラが生じやすくなります。
シワやたるみ
ブルーライトは紫外線のUV-Aと似た波長を持ち、皮膚の内部に存在している真皮層にダメージを与えます。
UV-Aと似た波長を受けた真皮層には、お肌の弾力やツヤを維持する、
- コラーゲン
- エラスチン
- ヒアルロン酸
を作り出す線維芽細胞にダメージを与えてしまうため、お肌の弾力がなくなり、シワやたるみが目立ちやすくなるのです。
ブルーライトの影響からお肌を守るために|日常の予防策
どんな女性にとっても、スマホやパソコン、テレビなどの電子機器は日常生活に欠かせないマストなツールになるため、ブルーライトを完全にシャットアウトするのはハードルの高さを感じてしまいますよね。
ブルーライトの影響から大切なお肌を守るために、ここでは日常生活でできる予防のアイディア、コツをまとめてご紹介します。
電子機器の利用時間を見直してみる
ブルーライトによるお肌への影響を少なくしていくためには、スマホやパソコン、テレビといった電子機器の利用時間を見直し改善していくことがポイントに。
電子機器の利用時間が長ければ長いほど、お肌にブルーライトの影響を与え続けてしまうため、時間を決めてバランスを見ながら使用するようにしましょう。
特に夜の電子機器の使用は、脳や神経に刺激を与えて興奮状態となり、睡眠の質の低下によって美容ばかりではなく心身にも良くない影響を与えてしまうため、夜の利用はできるだけ減らしていくことがおすすめですよ。
ブルーライトカットのアイテムを使う
ブルーライトからお肌への良くない影響をなくしていくためには、
- スマホやパソコンの「ブルーライトカット」「ナイトモード」機能に調整する
- スマホやパソコンに「ブルーライトカットの専用フィルム」を貼り付ける
- 電子機器利用時には「ブルーライトカットの専用サングラス、メガネ」を使う
といった専用グッズを活用してみると、お肌へのダメージを減らすことはもちろん、眼精疲労の予防によって安定したサイクルの睡眠リズムが維持できます。
ブルーライトからお肌を守るために|スキンケアの予防策
第3の紫外線と呼ばれるほど美容に良くない影響を与えてしまうブルーライト、ここでは毎日しておきたいスキンケアの予防策をまとめてみました。
ブルーライト専用のコスメを使う
ブルーライト専用のコスメは化粧下地やファンデーション、日焼け止めなどがあり、
- ルテイン
- アクアセリア(酸化セリウム)
- キサントフィル
といった成分が第3の紫外線からお肌を守る効果が期待できます。
電子機器の使用が特に多い女性は、このようなブルーライトカットに特化したファンデーション、化粧下地などを使ってお肌ダメージを予防しましょう。
保湿を徹底する
ブルーライトによって線維芽細胞が脅かされてしまうと、お肌の保湿を担う線維芽細胞の働きが低下しやすくなるため、お肌を乾燥させない、たっぷりのうるおいを与える保湿を徹底しましょう。
おわりに
ブルーライトの影響を完全になくすことはハードルが高いものの、意外に手軽に実践できるダメージ予防策がいくつも展開されているんですね。
電子機器利用時間の見直し、専用グッズの利用、丁寧な保湿でブルーライトのダメージを跳ね返す丈夫で健やかな美肌を目指していきましょう。
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