せっかく美髪のために高級なシャンプーやトリートメントでヘアケアをしていても、ドライヤーのやり方が間違っていると日頃のヘアケアが無駄になってしまっています。
いつもパサつきがちでツヤのない髪に悩んでいたら、ドライヤーのやり方が間違っているのかもしれません。
そこで正しいドライヤーの使い方を紹介しましょう。
やってはいけないドライヤーの注意点
髪が早く乾いてほしいので、タオルドライをしないでいきなりドライヤーをかけていませんか?
ドライヤーの熱風で一気に髪の毛を乾かしたいと思うのも無理はありません。
しかし、早く乾いてほしいからと言って熱風を同じ場所にばかり当てていたり、一箇所にずっと集中的に当てるなど身に覚えがあるでしょう。
頭皮が熱くなるまで当てていると、頭皮や髪の毛に非常に良くない影響を与えてしまいます。
タオルドライで水分を先に取っておかないとドライヤーをかける時間が長くなってしまい、髪の毛が痛む原因になります。
そして髪が乾燥してしまうまでドライヤーをかけないと気が済まない、という方も要注意。
頭皮も髪もカラカラに乾燥してしまうと切れ毛や抜け毛パサつきの原因になってしまうのです。
ドライヤーが髪に与える影響やダメージ
ドライヤーをかけるということは少なからず髪や頭皮にダメージを与えることだと思ってください。
水分で濡れた髪の毛は表面のキューティクルが開いている状態ですのでドライヤーの熱風を当てることで少なからずダメージを受けます。
ヘアドライヤーは100Wで、風はだいたい100度～140度です。
しかし、濡れた髪の毛はその半分程度の55度くらいの温風で、ダメージを受けるとされています。
この温度では髪に必ずダメージを与えていることになりますから、それを避けるためにも、一定の距離を保ち、風をあてる時間をうまく調節することがポイントとなります。
だからといって自然乾燥もヘア環境を悪化させる要因です。
後ほど正しいドライヤーの使い方を紹介しますが、まずは次の項目で自然乾燥の恐ろしさを説明しましょう。
自然乾燥の恐怖
ドライヤーが髪に悪いのであれば自然乾燥をしておけば髪が痛まないのではと感じるかもしれませんが、自然乾燥も髪の毛に大きなダメージを与えてしまうのです。
しかも、ドライヤーよりも自然乾燥の方が髪の毛に与えるダメージは大きいとされています。
理由は自然乾燥の場合、キューティクルが開いた状態で放置するわけで、髪の毛が少し動けば髪の毛同士が擦れ合う摩擦を起こして髪の毛同士が傷つけ合うからです。
さらに濡れたままの髪の毛を放置しておくと雑菌が繁殖しやすくなり、それが頭皮環境を悪くしてしまいますから必ず乾かしてください。
正しいドライヤーの使い方
これからドライヤーの正しい使い方を覚えれば、美髪へ一歩前進しますからすぐに実践してください。
ステップ1. タオルドライする
最初にまず濡れた髪をタオルで優しく手で挟み込んで、水分を吸収しましょう。
濡れた髪をゴシゴシとすると大変傷んでしまいますので、絶対にやめてください。
正しくタオルドライをしておけばドライヤーで髪を乾かす時間を短縮できて、ダメージを最小限に抑えることができます。
ステップ2. 粗いくしでざっくり髪の毛をとく
タオルドライの後すぐにドライヤーを当てるのではなく粗いくしや手ぐしでも結構ですからざっくりと髪の毛を解いておくと良いでしょう。
その方がドライヤーが効率的にあたりますので、髪へのダメージを抑えることができます。
ステップ3. 前髪と根元から乾かす
どこから髪を乾かすかですが、前髪と根元からヘアドライしていきます。
これにはちゃんとした理由があり、ヘアスタイルで最も大事な前髪にクセが残らないように早く乾かすためです。
人の印象に大きく影響を与える前髪は、まず一番最初に乾かして根元から乾かすことでドライ時間を短縮しましょう。
根元から乾かせば毛先が乾かし過ぎになることがなく、髪を必要以上に乾かして痛めることがありませんから、このことはよく覚えておいてください。
前髪の根元⇒全体の根元⇒毛先という順番でかけていくと効率的かつきれいなヘアスタイルに乾かすことができます。
頭皮を乾かすために、上部にドライヤーを当てます。
この時ドライヤーの温風は髪に近づけすぎると火傷してしまいますから、必ず20cm以上距離を離してください。
ステップ4. 頭の中間部分と毛先を乾かす
中間部分の頭皮を乾かしますが、まだ頭皮と髪の根元だけで毛先はおいておきます。
ここまでで、毛の根元と毛の中間部分がほぼ乾きます。
そして最後の毛先が一番ダメージを受けやすい部分ですので、大体8割から9割ぐらい乾いたところでスイッチを切りましょう。
ステップ5. 冷風を使いこなそう
髪が乾いたら仕上げにスイッチを冷風に切り替え、約1分程度全体に当てていきましょう。
冷風を当てることでキューティクルを閉じる効果があり、キューティクルが整い、ツヤ感がアップします。
まとめ
正しいドライヤーの使い方は、髪の毛や頭皮の健康にとってとても大切です。
今まで我流の乾かし方をしていた方は、直ちに正しい方法を身につけてください。
今まで何をしてもなかなか髪のトラブルが解決できなかった方は、ドライヤーの正しい方法で改善できるかもしれませんよ。
これからはドライヤーで美しい髪を育ててあげましょう。
