脱毛は毛根の組織にダメージを与えることで行うので、光脱毛でも医療脱毛でも、いずれにせよ手術をすれば肌トラブルが起きるリスクがあります。
脱毛という名前がつけば、例え自己処理であってもトラブルがないとは言い切れません。
中でも医療脱毛は医療レーザー機器の出力が高く、肌トラブルのリスクは他よりも高いと言っていいでしょう。
それらを考慮した上で施術を受けてください。
事前のリスク把握
肌トラブルのリスクは誰であっても起こり得ますので、どのようなリスクがあり、どう対処すれば良いのか事前に理解することで不安を解消しましょう。
脱毛行為に伴うリスク
①火傷
脱毛サロンのフラッシュ脱毛と、クリニックの医療レーザー脱毛では、どちらも脱毛機器から強い光を黒色に反応させ、高熱を発生させるという仕組みの施術のため火傷の肌トラブルのリスクがあります。
たとえ家庭用脱毛器であっても同様に火傷のリスクがあり、予防法・改善法・対処法として保湿が大切です。
脱毛の施術までに肌が乾燥しないように普段から保湿による肌ケアをして健康に保っておきましょう。
施術をした後は日焼けをしないことが大切です。
もし日焼けをして少しでも火傷の傾向が現れたら、早めにスタッフと相談してください。
早めの対処で火傷の程度を軽減できます。
②毛嚢炎（もうのうえん）
脱毛を施術した後、肌は一時的にバリア機能を失い、毛穴に雑菌が入ったら炎症をおこして赤い発疹ができてます。
かゆみや痛みなどの症状は出ず、外見はニキビに似ています。
太い毛が生える部分を脱毛した時に毛嚢炎は起きやすく、ビキニラインに起きてしまうこともあります。
医療脱毛なら施術した医師がその医療機関ですぐに適切に処置できますが、脱毛サロンでは提携している医療機関に処置してもらわないといけません。
サロンは医師が不在のため、提携している医療機関を紹介していち早く適切な治療を受けてもらうという仕組みをとっています。
③硬毛化現象
腕や背中の細い毛を脱毛していくと、抜け落ちた後に生える毛がだんだんと太くなってきてしまう現象のことです。
脱毛前よりも産毛が濃く太い毛になったり、毛のなかったような所から毛が生えだしたりします。
④多毛化現象
脱毛した箇所の毛が、脱毛を行う前よりも増えた様に感じる現象です。
硬毛化・増毛化は、主に産毛のが混在している所で多く見られるので、ワキやVIOは増毛化・硬毛化が起きにくく、腕や背中などに起きやすい特徴があります。
産毛などの毛に対して照射した際に、発生するリスクが高くなり、産毛が硬毛化して今までよりも目立つようになると、多毛化したように感じるのです。
⑤シミ・色素沈着
可能性は低いのですが、脱毛をすることで色素沈着を引き起こすリスクもあります。
不慣れな担当者が施術を行うと、脱毛後の肌にシミができることがあり薄くなるのには何年もかかる場合があるので慎重に施術しないといけません。
光やレーザーを当てると肌が刺激から組織を守ろうとしてそれに反応し、色素沈着の原因であるメラニンができます。
メラニンがそのまま定着すると、色素沈着として残ってしまうので注意を要します。
肌への刺激を防いで色素沈着を予防するために、脱毛後はしっかりと脱毛箇所の保湿ケアをしましょう。
カウンセリングの内容
カウンセリングではアンケートを記入後に脱毛の仕組みや毛周期、施術方法、料金や各プランまで説明され、その場で肌質や毛質などのチェックも行います。
予約や申込みなどで予め必要な持ち物は
などですので携帯しておきましょう。
場所によってはテスト照射も可能なので、痛みが心配な方は実際に体験してみるといいですね。
質問する側にある程度の脱毛の知識があると、より専門的で詳しい内容まで説明してもらえることもありますので、脱毛の知識を入れておくのが非常にメリットになります。
やってはいけない禁忌とオススメのケア
脱毛の施術を受けた当日は、肌が非常に敏感になっていて刺激を与えたり、負担をかけることは避けてください。
施術を受けた日は激しい運動や入浴、そして飲酒などの血行を促進するような行為はすべて控えましょう。
血行が促進して体が温まると、痒みや赤みなどを引き起こすリスクが高まります。
また、可能な限り冷やしたタオルゆ保冷剤などで冷やしたり、基礎化粧品などでしっかり保湿を行うと肌のダメージの回復を早められます。
肌トラブルのリスク回避には
まとめ
リスク・副作用を完全にゼロにすることはできませんが、脱毛サロンやクリニックの脱毛技術や施術後の処置を理解し、自分できちんとケアをしておけば肌トラブルのリスクを抑えることができます。
また、万が一肌トラブルが起きてしまった場合も、きちんと処置をすることで後遺症を残さずに改善をすることができます。
ほとんどの場合は自分で気をつけていれば起こらないことが多いですので、きちんとスタッフの注意事項を守りましょう。
以上の脱毛のリスクをしっかり把握してから脱毛してください。
