ダイエットというと、食事制限や激しい運動などネガティブなイメージが湧くかもしれませんが、実は質の良い睡眠で太りにくい、痩せやすい体を作れるのをご存知ですか?
今まで睡眠がダイエットに効果があると知らなかった方は、ぜひその痩せる理由と成功する実践方法を知ってください。
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睡眠ダイエットの主な効果
寝ているだけでなぜ痩せるのでしょうか?
それは睡眠中に分泌されるホルモンが大きく影響しているからです。
寝ている間でも、体内での組織の構築や修復などの生命維持にカロリーを消費しています。
そこで痩せる効果が発揮されるのです。
基礎代謝が高まって脂肪の代謝を促進
睡眠中に多く分泌される成長ホルモンは、脂肪細胞を分解する機能があることから、睡眠ダイエットにとって大変重要なホルモンです。
成長ホルモンが分泌されることで脂肪が燃焼し、その結果そのエネルギーで細胞を修復したり新たな細胞を作るなどの大切な役割を果たしています。
食欲を抑える「レプチン」の分泌を促進
寝ている間も体内でホルモンが分泌されていますが、その中でも脂肪細胞で分泌される満腹ホルモンと呼ばれる「レプチン」は、脳の視床下部にある満腹中枢を刺激し、食欲を抑制する作用があります。
質の良い睡眠で痩せ体質になれるのは、このレプチンが睡眠中にきちんと分泌されることで、食欲を抑えられるからなのです。
もし睡眠が少ないと、レプチンとは反対に食欲を促進させる空腹ホルモンの「グレリン」が多く分泌されてしまい、過食になってしまいます。
睡眠ダイエットの効果アップ法
良質な睡眠を取ることで、体を痩せやすい体質へ改善しましょう。
睡眠ダイエットの効果を上げて成功させるためのポイントです。
人気ユーチューバーも、睡眠ダイエットに注目!
寝る3時間前までに食事を終える
ダラダラと好きな時間に食べると、体内時計と生活時間との間にズレが生じてしまいます。
体内時計にとって不適切な時間帯に食事を取ることも、太る原因のひとつなのです。
寝る1時間前からパソコンやスマホは見ない
睡眠ダイエットは、睡眠の質も大切です。
寝る直前までスマートフォンやタブレットを見ていることは多いかもしれませんが、就寝前にバックライトの液晶画面を見続けてブルーライトを浴びると体内時計を司る「メラトニン」という睡眠を促進するホルモンが分泌されにくくなります。
メラトニンという睡眠ホルモンは深夜3時頃に最も多く分泌され、生体リズムを調節することで深い睡眠が得られます。
それが不足すると体内時計の働きが乱れ後ろにずれて、なかなか眠れずに翌朝の寝起きが悪くなってしまうのです。
また、明るい照明は脳を覚醒させてしまいますから、目に入る光の量を減らし、明かりを電球色にするのも効果的です。
睡眠時間は7~8時間
成長ホルモンは寝てる間にもカロリーの消費を促しますので、質の良い深い睡眠でこの成長ホルモンの分泌を増やす必要があります。
成長ホルモンは眠りに入って午後10時~午前2時の時間に分泌量が増え、脂肪を分解し、筋肉量を増やすなどの働きをしてくれますが、もし睡眠不足だと食欲をコントロールするホルモンの分泌が乱れ、摂取カロリーが増加し、消費カロリーが減少してしまいます。
この分泌量のバランスを整えるには平均7~8時間の睡眠時間が必要なのです。
睡眠に良い食物成分
タンパク質
睡眠を誘発するトリプトファンというアミノ酸を合成し、また、睡眠を促進するメラトニンの分泌を促します。
ビタミンB12
メラトニンの分泌量を調整し、正しい睡眠のリズムを作ります。
ビタミンB6
神経伝達をスムーズにし、拍数を減少、血圧を低下させて寝やすくさせる副交感神経の働きを高めます。
まとめ
睡眠時間はホルモンの分泌や脂肪の代謝、エネルギー消費など、ダイエットに大きな影響を与えます。
慢性的な睡眠不足を極力解消し、良質な睡眠を取ることで体が痩せやすい体質へ変化しますので、毎日の睡眠を見直して太りにくいスリムな体を目指しましょう。