肌と同じように、歳を重ねると誰もが白髪が増え、髪自体が細く柔らかくなり、全体のボリュームがなくなります。
髪の健康を20代の頃と全く同じ状態を維持することは難しいですが、日常的に必要な栄養素をきちんと摂取し、規則正しい生活を送ることで、老化の進行を遅らせることができます。
今回、特に女性が気になる白髪の老化の速度を遅らせるヘアケア法をお教えします。
芸能人の白髪事情
黒木メイサさんが6月1日、自身のインスタグラムを更新し、5月28日に誕生日を迎え、34歳になった際のコメント。
「白髪もシミもシワも順調に増えてるよ」
こんなにきれいでお若いのに、やっぱり白髪の悩みは女らしい共通の悩みなんですね。
白髪はエイジングヘアの中でも大きな問題です。
どうして白髪になるの?白髪を増やすNG習慣
一般的に白髪が生えはじめる平均年齢は、女性で35歳と言われています。
黒髪は「メラニン色素」で着色されます。
メラニン色素は、髪を作る毛母細胞の間にある「メラノサイト」と呼ばれる細胞で作られ、毛母細胞に取り込まれて黒髪になります。
血行不良によりそのメラノサイトが損傷すると、メラニン色素を生成できなくなり、白髪の原因となるのです。
毎日の習慣に白髪を増やす原因が潜んでいますので、以下のような生活習慣は、髪の老化を加速させるので注意が必要です。
白髪の原因① 栄養バランスの偏った食事
白髪は、色素細胞の機能を維持するために必要な栄養素が不足したり、細胞の代謝が正常に行われなかったりすることで発生します。
白髪の原因②ストレス
過度なストレスは、自律神経のバランスを崩し、頭皮への血流を悪化させ、白髪の原因となります。
特に後頭部に出やすい特徴があります。
ストレスは一時的なものですので、メラノサイトの機能が完全に失われる前に対策をとれば、元の髪色に戻る可能性があります。
白髪の原因③洗浄力の強いシャンプー
シャンプーは、頭皮の血行を改善し、髪に色を加える色素細胞を活性化するために非常に重要です。
そのため、髪だけをゴシゴシこすって頭皮に汚れを残す、爪で頭皮を掻くなどのシャンプーはよくありません。
また、頭皮を刺激する刺激の強いシャンプーの使用も避けてください。
白髪の原因④白髪を抜く
1~2本の白髪を抜くと目立たなくなると思うかもしれません。
白髪は抜いても増えることはありませんが、無理に白髪を抜くことで頭皮にトラブルが起きやすくなることは間違いありません。
また、髪を生やす毛包が損傷すると、髪の成長が止まることがありますので、白髪が1~2本気になる場合は、根元からハサミでカットするか、部分染めをおすすめします。
今日から白髪対策を始めよう!
白髪が気になる方は、早めにストレスケアや栄養改善に取り組むことが大切です。
すぐにできることから始めてください。
①白髪対策に効果的な食べ物を選ぶ
黒ごま
黒ごまには、新陳代謝に関係するビタミンB2、頭皮の血流を促進するビタミンE、髪の健康に関係するパントテン酸、頭皮の健康に関係するビオチンなど、さまざまな栄養素が含まれています。
したがって、黒ごまを食事に加えると、白髪に良い影響を与える可能性があります。
海藻類
海藻類が髪に良いと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
海藻には、ビタミンB群や抗酸化カロチン、亜鉛が含まれており、髪や頭皮を健康に保ち、白髪対策に効果があると言えます。
カルシウムなどのミネラル類、ビタミンA、C、Eをはじめとするビタミン類、細胞のもとになるたんぱく質など、髪の健康を保つ栄養素を積極的にとってください。
②ストレス解消&規則正しい&生活睡眠
睡眠不足や不規則な生活は、自律神経のバランスを崩し、新陳代謝の低下を引き起こし血行不良につながります。
髪の成長に欠かせないホルモンは、女性ホルモンの他に「成長ホルモン」や「メラトニン」などがあります。 この2つのホルモンは睡眠と密接に関係しています。
深い眠りにつくためには、寝る前にリラックスすることが大切です。
白髪のリスクを減らす規則的な生活を心がけましょう。
まとめ
普段何気なくしている習慣に、白髪が生えやすい原因が隠されていることに驚かれる方も多いのではないでしょうか。
一度にすべての習慣を変えるのは難しい場合がありますので、 まずは「これならできる!」というところから一つ一つ始めていきましょう。
規則正しい生活やストレス緩和、栄養バランスのとれた食事など、白髪対策をぜひ実践してください。