拡大する“フェムテック”とは？女性特有の悩みを解決するセルフケア方法

2024-06-25 6分21秒

Beautism編集部 (e)

働く女性に健康に関する悩みは付きものですが、生理や妊活、更年期など女性特有の悩みはなかなか人に言えない要素のひとつです。そこで今回は、女性が抱える悩みをテクノロジーを使って“自分で”解決する方法を、「セルフケア」の観点でお伝えします。

“フェムテック”とは？

「フェムテック」とは、Female(女性)とTechnology（テクノロジー）を掛け合わせた造語で、女性特有の健康問題をテクノロジーによって解決するためのサービスや製品のことを指します。

女性活躍が推進された“働き方改革”で女性の働き手が増えたことにより顕在化され、その市場規模は2025年には世界で5兆円を超えるとも言われています。

「フェムテック」に該当するカテゴリーは数多く挙げられますが、生理や妊活、妊娠、更年期などにフォーカスされることが多いです。

今回は、そんな「フェムテック」を用いて自分で女性特有の健康問題を解決するための“セルフケア”方法をカテゴリー別に紹介していきます♪

①生理の悩み

生理痛

まずは、「フェムテック」から切っても切り離せない存在・生理痛です。

仕事中に生理痛が発症するとなかなか集中できなかったり、生理痛が重い人は仕事を休むほど支障をきたす場合もあります。

生理痛の緩和には、とにかく冷やさないことが大切です。

職場に常備するアイテムでおすすめなのは電子カイロや温かい飲み物。

また、月経管理アプリなどで生理周期を把握し、痛みに備える行動も大切です。

経血対策

仕事中に経血が気になる場合は、以下のアイテムを試してみましょう。

・サニタリーショーツ

量が多い1～2日目は特に、吸水性に優れたサニタリーショーツを使用しましょう。

・月経カップ

アメリカを中心にフェムテックアイテムとして注目を集めている月経カップ。最長で8～12時間の耐久性を誇り、衛生面にも優れているので忙しい女性にぴったりです。

PMS対策

ここ数年で話題になっているのがPMSという概念。

PMSは「月経前症候群」と言い、生理前3～10日から起こる精神的・身体的な不調のことです。

PMSは急に気分が落ち込んだり、不安に駆られたりなど精神的な不調が多いですが、身体的な不調としては肌荒れや夜間中途覚醒などがこれに該当します。

PMSにおけるメンタル面と上手に付き合うために、最近ではオンラインの相談サービスが普及しています。

定期的にプロに相談することで具体的な解決策を教えてくれるので効率的。

②妊活

結婚後も働き続ける女性が増える中、妊活は非常にデリケートな問題です。
妊娠のタイミングは人それぞれなので、同僚と比べて落ち込んだりすることもあるかもしれません。
しかも、なかなか人に打ち明けづらいこともあり、人知れず悩むケースもあるのです。
妊活をするうえで、ストレスを溜めないことはかなり重要になってきます。会社の人事や産業医・保健師などの専門職に相談し、適切な配慮を受けられるよう環境を整えておきましょう。

また妊活アイテムとして、月経周期を予測し管理するデバイスやアプリの活用もおすすめです。