せっかく赤ちゃんを授かって嬉しいはずなのに、なぜか不安感や焦燥感が出て、気分が落ち込み、涙も出るなんて悩みを抱える女性は多いのではないでしょうか。
そのような不安定な精神状態のことを「マタニティブルー」と呼びます。
今回、妊婦さんなら誰もが悩むマタニティブルーについて原因と対処法を紹介します!
★妊娠したら寝つきが悪くなり、眠りも浅くなった
マタニティブルーになりやすい人とは?具体的な症状は?
よく現れる代表的な症状には、下記のようなものがあります。
なりやすい人の特徴
当てはまることが多ければ多いほど、自分はマタニティブルーであると思って良いでしょう。
自分がマタニティブルーであることにがっかりするのではなく、早く気がついてその対処をすぐできるとポジテイブに考えてくださいね。
マタニティブルーの原因とは?
原因は1つとは限りません。
むしろ、様々な要因が重なり合って引き起こる方が多いと言えます。
(1)ホルモンバランスの乱れ
妊娠すると、妊娠を健康的に維持するための女性ホルモンや骨盤を緩めるホルモンの分泌量が増え、臨月になってその量が最高潮に達します。
産後は、それらのホルモンの分泌が減り、母乳を出すためのホルモンが増えるといった急激なホルモンバランスの変化でマタニティブルーになりやすいです。
(2)体調不良・睡眠不足
つわりが始まる妊娠初期と赤ちゃんが大きくなる妊娠後期は体調の辛さや腰痛やむくみなどの体調不良が出やすく、妊娠中は普段とは全く違う慣れないお腹の重さ、出産後の授乳や育児のための睡眠不足になりがち。
妊娠による体調不良や睡眠不足もなりやすい原因です。
マタニティブルーの対処法は?どうやって治せるの?
今、自分がマタニティブルーになっているということに早く気づき、それを理解しましょう。
それだけで十分改善の余地があります。
1.感情が異常なものではないと理解する
イライラ感や不安感、自己嫌悪に襲われることが多いですが、そのような感情は決して異常なものではありません。
マタニティブルーは誰でもなっておかしくないと考えるだけで、とても気持ちが楽になります。
2.将来について旦那さんと話す
旦那さんと話すことによってつらさを共感してもらえますし、妊婦健診に一緒に行ったり、胎動を聞き、存在を感じてもらうなどして出産についても知ってもらいましょう。
それだけでも心が軽くなりますよ。
3.友達や両親、兄弟、母親教室などで話を聞いてもらう
一人で抱え込まずに話し相手を見つけて不安を吐き出す!
これだけでも非常に気持が楽になります。
一人で抱え込むことなく誰かに相談してみましょう。
旦那さんに相談しづらい時はご両親や友人などでも聞いてもらうと良いです。
もしも身近に家族や親戚がいないなら、かかりつけの産婦人科の医師、先輩ママなど身近な人や、助産師・保育士さんなどに相談してみるのがおすすめです。
マタニティブルーかもしれないと自覚をしたら不安な気持ちを聞いてもらうと良いでしょう。
4.特別な日を作る
妊娠中は、体重管理や食事制限など厳しい条件の中で生活を送っている方も多いのではないでしょうか。
食べることが大好きだった方にとって、食べたいものが制限されるだけでストレスが貯まりますよね。
ちゃんと体重を管理して子供が健康に生まれてくれるよう気を配ることは大切ですが、たまには好きなものを好きなだけ食べるストレス解消法を実践してみると良いでしょう。
一日限定などと、しっかり決めていれば、体重が急激に増えることも心配しなくていいはずです。
5.気分転換に軽い運動をする
誤解されやすいですが、妊婦さんは母子に影響を与えることがなければ適度な運動はおすすめなのです。
マタニティブルーに陥ってしまった時は、マタニティヨガや散歩をしてみるなどの軽い運動が効果的ですよ。
ショッピングや散歩なども気分転換になり、健康的な身体になれます。
まとめ
マタニティブルーは、特別なものではなく誰にでも起こりうります。
妊娠中や産後は、体調が変わりやすく新しい生命が育まれる時期ですので、気持ちの変化に気がついたらできるだけ早く解消しましょう。