ハリ・コシ・ツヤのあるまつげに憧れますよね。
そこで自毛をなるべく健やかに育てるために、まつげ美容液を検討している方も多いと思います。
でも目元にトラブルが起きないか心配だったり、まつげ育毛剤のほうが効果があるのではと疑問だったりしませんか?
そこで今回、まつげ美容液について詳しく解説、そしてオススメの商品も紹介します。
まつげ美容液はまつげ育毛剤とどう違うの?
まつげ美容液は、すでに生えているまつげに働きかけるもので、まつげや生え際等に塗布する化粧品に分類されます。
まつげへのダメージが積み重なると、まつげの乾燥によって、ハリ・コシ・ツヤがなくなる、まつげが切れる、まつげが抜けるなどしやすくなります。
配合されている成分は、外的刺激からまつげを守る保湿成分、ハリ・コシ・ツヤを与える成分などで、主にまつげの美容をサポートする成分です。
まつげ美容液と間違えやすいですが、日本で承認されているまつげ育毛剤(医薬品・医薬部外品)を入手するには本来、医師による診断が必要です。
しかし、輸入品などが売られていることがあり、頭髪用の育毛成分を含んだまつげ育毛・発毛剤は目の周りのトラブルを発生していると厚生労働省が喚起しています。
[医薬品として分類される成分]
・デクロロジヒドロキシジフオロエチルクロプロスタノールアミド
色素沈着等の副作用がある点が指摘されています。
・ビマトプロスト(プロスタグランジン)
色素沈着やドライアイ等の副作用がある点が指摘されています。
・イソプロピルクロプロステネート
色素沈着・眼圧低下といった副作用がある点が指摘されています。
目元の安全を第一優先に、まつげ育毛・発毛成分の含まれていないまつげ美容液を選びましょう。
トラブルを起こしやすい成分の入ってないマスカラ美容液を選ぶ
まぶたなど、特に目の周りは最も皮膚が薄く、外からの物質が吸収されやすい部位です。
特に秋から春にかけて肌が乾燥する時期は、外的刺激の影響を受けやすく、まぶたのかゆみ・炎症・トラブルが多くなりがちとされます。
目やまぶたのかゆみ・炎症・充血などトラブルを起こさないように、できるだけトラブルを起こしかねない成分が配合されていないものを選びましょう。
<目の周りの刺激・アレルギー反応などトラブルを起こしやすい成分>
●シリコン成分(ジメチコンなど)
●界面活性剤(ジステアリルジモニウムクロリド・ベヘントリモニウムクロリドなど)
●エタノール
●防腐剤(フェノキシエタノール・メチルパラベン・亜硫酸Naなど)
●合成着色料
●合成香料
●オイル(石油系界面活性剤)
●紫外線吸収剤
できるだけこれらの成分に関して「ノン○○」「○○フリー」と記載されているものがおすすめです。
まつ育に最適なまつげ美容液の成分
まつげに対してどういう目的でまつ毛美容液を使いたいかはっきりしておけば、選ぶべき成分が明確になりますので、商品選びに役に立ちます。
保湿・血行促進等、今のまつげの状態に不足している成分を補うことが大切です。
また、まぶたにも使えると表示されているまつげ美容液も安心ですよ。
目的1 / まつげにハリやコシ・ツヤを与える
まつげの乾燥やダメージによってハリやコシ・ツヤがなくなっている方は次の成分に注目してください。
●グリセリン
保湿機能があり、まつげやまぶたの皮膚を健やかな状態に保ちます。
●プラセンタエキス
細胞分裂を促進させる成長因子があり、まぶたの皮膚の新陳代謝が促進されることで毛周期が整い、まつげの生まれ代わりを促進します。
●セラミド
高保湿成分で、乾燥などの外的ダメージから肌を保護します。
●コラーゲン
人体の皮膚や毛を構成しているたんぱく質の一種で、丈夫なまつげの土台作りをします。
●ヒアルロン酸
ヒアルロン酸の保水力によって乾燥しがちな目元を保湿し、まつげの乾燥を防いで、切れ毛や抜け毛を防ぎます。
●EGF(ヒトオリゴペプチド-1)
表皮細胞の分裂を活性化させるため、毛周期を促進します。
目的2 /まつげのダメージを補修する
いわゆるヘアケア製品でよく見かける成分があります。
まつげが少ない、細い、痛んでいるなどの悩みを持つ方にはキューティクルの補修をしてくれる成分がおすすめです。
●加水分解ケラチン
開いたキューティクルに入り込んでまつ毛の内部まで浸透し、毛の構成に必要不可欠なたんぱく質、シスチン等を補います。
●加水分解シルク
吸水性、浸透性に優れまつげの内部にまで浸透し、保湿、被膜形成作用、そして傷んだまつげをコートして補修します。
●加水分解エラスチン
コラーゲンと同様に細胞外で働く繊維状のたんぱく質で毛の構成に必要不可欠です。
●パンテノール
ビタミンB群の一種でパントテン酸が毛母細胞にアプローチしてまつげの成長を促します。また、保湿効果が高いです。
●ミリストイルペンタペプチド-17
まつげの養毛を行う、アミノ酸が2個以上つながったものです。
休止期に入っている毛根からもまつげが生えてくるように促します。
目的3 /まつ毛の長さを伸ばす
ロングまつげを目指すなら、毛母細胞修復成分がおすすめです。
毛母細胞を活性化させることにより、毛周期を整えることができます。
●キャピルシル
アセチルテトラペプチドー3とアカツメクサ花エキスからなります。
●リンデシル
セイヨウアカマツという植物のエキスに由来します。
●ワイルドラッシュ
ペプチドとパンテノールによって強いまつげにします。
●ミノキシジル誘導体
まつげが健やかに育つための環境を作ります。
●オタネニンジン根エキス(朝鮮人参エキス)
血行を促進して毛母細胞を活性化させる他、抗酸化作用・抗菌作用でまつげの生える環境を良好に保ちます。
低刺激なおすすめまつげ美容液
目元のトラブルを起こす成分が極力含まれていない、低刺激なまつげ美容液を厳選しました。
厳選したまつげ美容液には多くの美容成分が含まれているため、まつげに対してほとんどのケアができます。
アンファー スカルプD ボーテ ピュアフリーアイラッシュセラム プレミアム
ブランド アンファー
スカルプD ボーテ ピュアフリーアイラッシュセラム プレミアム
容量 4ml
税込価格 3,524円
目元の肌をケアする成分も配合し、まつげだけでなく目の際を同時にケアできます。
敏感な目元にも安心なピュアフリー処方です。
●パラベンフリー
●オイルフリー
●アルコールフリー
●ノンシリコン
●界面活性剤フリー
●合成着色料フリー
●合成香料フリー
セザンヌ まつげ美容液EX
ブランド セザンヌ化粧品
まつげ美容液EX
容量 5.4g
税込価格 550円
まぶた・眉毛にも使えるまつげ美容液です。
ワイドラッシュTM(ペプチド(ビオチノイルトリペプチド‐1)、パンテノール、グリセリンなど、11種類の保湿成分がまぶたをスペシャルケアします。
目元の事を考えた6つのフリー処方
●オイルフリー
●シリコンフリー
●界面活性剤フリー
●着色料フリー
●香料フリー
●紫外線吸収剤フリー
UZU まつげ美容液(まつげ・目もと美容液)
ブランド UZU BY FLOWFUSHI
UZU まつげ美容液
容量 7g
税込価格 1,650円
指でまぶたとまつげに塗るだけの初心者でも塗りやすいカンタンまつげ美容液です。
保湿成分グリセリルグルコシド、ヒトオリゴペプチド、コラーゲン、ヒアルロン酸等28種の美容成分を配合しています。
敏感な目もとに「10フリー処方」
●ノンシリコン
●ノンオイル
●ノンパラベン
● アルコールフリー
●合成着色料フリー
●人工香料フリー
●無鉱物油
●石油系界面活性剤フリー
●紫外線散乱剤フリー
●グルテンフリー
Miss9ミスナイン ザ パーフェクトエッセンス
ブランド A&C BEAUTE
ミスナイン ザ パーフェクトエッセンス
容量5ml
税込価格 4,400円
機能性ペプチドや厳選された植物成分を配合していて、まつげだけでなく、皮膚にも使えます。
徹底的にこだわった安心の9つのフリー処方。
●合成香料フリー
●合成着色料フリー
●パラベンフリー
●アルコールフリー
●鉱物油フリー
●オイルフリー
●石油系界面活性剤フリー
●合成酸化防止剤フリー
●旧表示指定成分フリー
まつげ美容液の効果を高める塗り方
せっかくならしっかり効果を発揮し、理想の目元を目指しましょう。
効果を高めるためのルーティーンとして覚えてください。
基本は1日2回の塗布
まつげ美容液は製品によって異なりますが、原則として朝晩の1日2回使用が理想的です。
朝に塗っておけば、乾燥によるまつげへのダメージも減らせますし、寝る前に塗れば、成長ホルモンの分泌が活発になる深夜の育毛をサポートできます。
必ず塗布前には洗顔
まつげに雑菌やメイクが付着して残っていると、まつげ美容液を塗っても成分が浸透せず、効果が薄れてしまう可能性があります。
使用前には必ず洗顔を行い、何も付着していない状態で塗りましょう。
洗顔後は水分を取る
洗顔後にまつげに水分が残っていると、美容液の成分が浸透せず効果が発揮できません。
タオルできちんと水分を取り、ケアしましょう。
スキンケア前にまつげケア
洗顔後の化粧水やクリーム等を塗る前に、まつげ美容液を塗ってください。
基礎化粧品の油分で美容液の成分の浸透が妨げられてしまいますので、まつげ美容液の後に基礎化粧品で顔を整えましょう。
まとめ
まつげ美容液はまず、どんなにまつげに美容効果があるとしても自分の肌に合わないと使用を続けることができません。
初めてまつ毛美容液を使ってみる方、今まで自分の肌に合う美容液に巡りあえなかった方は、まずは低刺激なまつげ美容液から使用してみましょう。