いつも愛用しているそのリップクリームは医薬品ですか?
唇はとてもデリケートで、顔の印象を左右する重要なパーツです。
そのひどい唇の荒れや乾燥、ひび割れ、カサカサ、ヒリヒリとした炎症などは医薬品リップクリームで治すのが一番です。
そこで今回、荒れてしまった唇を治療するおすすめ医薬品リップクリームを紹介します。
今まであまり気にせずリップクリームを買っていて、いまいちに感じていた方は必見です!
リップクリームは医薬品・ 医薬部外品・ 化粧品の3つ
リップクリームは医薬品・医薬部外品(薬用)・化粧品の大きく3つに分けられます。
リップクリームは使用目的や配合成分によって医薬品・医薬部外品・化粧品の3つに分類されています。
医薬品リップクリームの用途
医薬品とは医師や薬剤師などが処方する薬やドラッグストアで購入できるものを指します。
口唇炎や口角炎、 唇の荒れや乾燥、 唇のひび割れやただれといった症状の改善に効くのは医薬品のリップクリームです。
カサカサやガサガサ、ヒリヒリとした炎症は医薬品で治療しましょう。
アラントイン 、グリチルレチン酸 、ビタミンB6( 塩酸ピリドキシン)、ビタミンE誘導体( トコフェロール酢酸エステル )などが配合されています。
医薬部外品リップクリームの用途
上記の症状の予防には医薬品ではなく、医薬部外品や化粧品を使用します。
医薬部外品リップクリームは唇の荒れを予防する目的で製造されていて、薬用と記載されているものが多いです。
治療目的で使用されるものではありませんので、唇が荒れていないときや唇の荒れがひどくないときに使用してください。
ビタミンE誘導体( トコフェロール酢酸エステル )、グリチルレチン酸ステアリル、l-メントールなどが配合されています。
化粧品リップクリームの用途
保湿成分がメインに配合されていますので、日常の唇の保湿と紫外線対策におすすめです。
ミネラルオイル、○○油などの保湿成分が配合されています。
唇はもともと角質層がとても薄く、他の皮膚のような皮脂腺がないためにう保湿するためのバリア機能が弱いのが特徴ですので、リップクリームで保湿しましょう。
UVカット成分は唇にとっては帰ってダメージになることもあるため、日中使いや一般的な製品よりもやさしく薄く塗ってください。
軽いオシャレや血色を良く見せるために色付きリップクリームを使用している方もいると。
リップケアと同時にオシャレも楽しめるというメリットがあるため人気がありますが、唇に負担となる成分が含まれていまので使いすぎず、使用後は唇をクレンジングで綺麗に洗ってください。
リップクリームの選び方のポイント
医薬品リップクリーム→唇荒れを治療
医薬部外品リップクリーム→唇荒れを予防
化粧品リップクリーム→唇の保湿
正しいリップクリームの使い方
せっかくの有効成分をきちんと唇に浸透させなければ効果が減ってしまいます。
衛生的に正しく使用する方法を知っておきましょう。
塗りすぎや唇の衛生に注意
塗りすぎると摩擦でかえって唇に悪影響を与えてしまいますので、塗るのは1日に3回 ~多くて5回程度までにしましょう。
有効成分ほ唇に浸透させるために、食べ物や飲み物のついていないように、唇をきれいにしてから塗ってください。
唇のシワにそって縦方向に塗る
唇のシワは縦に入っていますので、正しくは縦のシワに合わせて縦に塗ってください。
するとシワにまでリップクリームの成分が浸透します。
清潔に保管する
使い終わったらリップクリームに雑菌が繁殖を防ぐため、スティックの先やそのまわり、念の為に蓋も拭いて清潔に保管してください。
汚れや古い唇の皮がついていたらすぐに拭き取りましょう。
医薬品リップクリームの有効成分の特徴
医薬品のリップクリームは唇の荒れを治療する目的でつくられていますので、唇の炎症や荒れを治すのに有効な抗炎症・修復成分等が入っています。
アラントイン・・ ・カサカサ荒れた唇の修復を促す
グリチルレチン酸・・ ・炎症を抑える
ビタミンE誘導体( トコフェロール酢酸エステル )・ ・・皮膚の新陳代謝を促す
ビタミンB6( 塩酸ピリドキシン)・ ・・皮膚や粘膜の健康を維持する
パンテノール・ ・ ・皮膚や粘膜の健康を維持する
おすすめ医薬品リップクリーム
医薬品のリップクリームは他の医薬部外品や化粧品リップクリームと違って多くの種類が販売されているわけではありません。
そこでおすすめの医薬品リップクリームを紹介します。
モアリップN
資生堂
公式サイト https://medical.shiseido.co.jp/moilip/
価格:¥1,320(税込)
内容量:8g
適応症:口唇のひびわれ、口唇のただれ、口唇炎、口角炎
有効成分
アラントイン・・・荒れた唇の修復を促します 。
グリチルレチン酸・・・唇の炎症を抑えます 。
ビタミンE・・・皮膚の新陳代謝を促します 。
ビタミンB6 ・・・ 皮膚 ・粘膜の健康を維持します 。
パンテノール・・・ 皮膚 ・粘膜の健康を維持します 。
無香料、無着色 、メントール配合
口唇炎や口角炎、唇のひび割れやただれに効く医薬品のリップクリームです。そのまま塗れるチューブタイプのため、手を汚さずに使用できます。
メントールが配合されているため、スーッとした使用感が好みの方におすすめです。
デンタルピルクリーム
販売会社 森下仁丹 / 製造会社 万協製薬株式会社
公式サイト https://www.jintan.co.jp/healthcare/product/yakubou/
価格:¥1,320(税込)
内容量:5g
適応症: 口唇炎、口角炎、口内炎、歯肉炎、歯齦炎
有効成分
プレドニゾロン・・・ 患部の炎症をおさえます。
セチルピリジニウム塩化物水和物 ・・・ 患部を殺菌し、化膿を防ぎます。
香料を含有します
炎症の原因を抑える合成副腎皮質ホルモン・プレドニゾロンと、殺菌成分・セチルピリジニウム塩化物水和物が配合されています。
口唇炎、口角炎などに優れた効果をあらわします。
メンソレータム メディカルリップnc
ロート製薬
公式サイト https://jp.rohto.com/medicallip/m-lip_nc/
価格: 1,078円
内容量: 8.5g
適応症: 口唇のひびわれ、口唇のただれ、口唇炎、口角炎
有効成分
トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体)・・・皮膚の新陳代謝を促します 。
グリチルレチン酸 ・・・唇の炎症を抑えます 。
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)・・・ 皮膚 ・粘膜の健康を維持します 。
アラントイン・・・荒れた 唇 の修復を促します 。
セチルピリジニウム塩化物水和物 ・・・ 患部を殺菌し、化膿を防ぎます。
動画でも説明がありますが、医薬品リップクリームは唇を治療するのが目的のクリームですので普段使いはしないでください。
まとめ
唇の荒れがひどい時は医薬品リップクリームを使用すべきだということが分かりました。
予防や程度がひどくない荒れのときや保湿には医薬部外品や化粧品リップクリームでしたね。
リップクリームは賢く選べば、自分の希望する役割を持つ成分が入ったアイテムでケアできます。
常に医薬リップクリームはひとつ持っておくと、安心でしょう。