仕事と育児を両立させながら、時間や自分の感情をどのように管理するか悩むのはよくあることです。
ワーママにとって正しいという指標はありませんが、先輩ワーママがどのようにして仕事と育児のバランスをとっているのか、興味がありますよね。
そこで今回は、フルタイムで働くワーママの一般的なタイムスケジュールと、キャリア・育児の両立に欠かせない「メタ認知」の鍛え方を詳しく見ていきましょう。
フルタイムで働くワーママのスケジュール例
一般的なフルタイムで働くワーママのスケジュールはこちら。
自分のスケジュールと比較して、いかがでしょうか?
もし大きく違うようなら、育児とキャリアの両立に大変な環境といえます。
6:00 起床して朝食の準備
7:00 朝食
8:00 子どもを保育園に送り届けてから出勤
9:00 出社
18:00 退社して子どもを迎えに保育園に
18:30 帰宅して夕食の準備
19:30 夕食
20:30 お風呂
21:00 寝かしつける
21:30 後片付け
23:00 就寝
メタ認知の大切さ
メタ認知とは自己の認知のあり方に対してそれをさらに認知することで、こういう順番ですれば効率が良いのではないか、コレは省略できるのでは、と考えることもメタ認知です。
メタ認知能力が高い人は、自分自身を客観的に見ることで自分自身をコントロールでき、適切なコミュニケーションを取ったり、仕事をうまく進めたりと、冷静な判断や行動ができるようになります。
まず自分のスケジュールを紙などに書き出して、無駄がないか見直してみましょう。
周囲との協働
育児において他者、例えば配偶者や親族との協働は必要であり、メタ認知が低いと思い込みや観念に囚われてしまうことが多いと言われます。
結果的に周囲の期待や認識とずれた行動や言動につながり、ワークライフバランスが崩れる原因ともなります。
「育児はこうでなくてはならない」、「仕事はこうすべき」という固執している自分に気付けないと周囲との協働の妨げにもなりますから、客観的な視点で自己を見て、自分と周囲がどう感じているかを察知しましょう。
セルフコントロール
自分を客観的にメタ認識することはキャリア形成にとって非常に重要です。
強みや弱み、できることやできないこと、長所や短所などといった自分のことを適切に把握することはメタ認知の高い人がやっていることです。
自分や自分の環境を性格に把握していることで、仕事に能力を活かしたり他人と協働したりしやすくなります。
優秀と言われる人ほど自分の感情をコントロールしながら冷静に仕事を進めていくことができると言えます。
フルタイムのワーママこそ無理なくメタ認知を鍛えよう
メタ認知を鍛えることは、育児もキャリアも両立させたいワーママにとって不可欠なことです。
「〇〇ちゃんのママは、どうやって仕事も育児もうまくこなしているんだろう?」
そんな疑問が湧くことってありますよね。
フルタイムのワーママが意識していること、やっていることを紹介します。
メタ認知を学ぶメリット
まずメタ認知能力を高めると、次のようなメリットを得られます。
2.自己分析が上手になる
メタ認知能力が高い人は、育児でも仕事でも、物事を客観的に冷静に見ることができるため、自己分析が上手になり、周囲と自分との適切な距離を判断することができます。
これを意識できるようになると、相手に安心感を与え、職場でも家庭でもスムーズな人間関係を築くことができます。
また、偏見がなく、変化の激しい環境に適応できるようになるため、多様な状況を受け入れることができます。
育児とキャリアを両立させる際の一番の不安は育児不安と言われています。
ワーママはどうしても子供に対して負い目を感じながら働くもので、特にフルタイムで働くママにはそれが大きなストレスとなることが多いです。
さらに、仕事で心身が疲弊しているときは攻撃性・衝動性を伴う行動まで出てしまうことがあり、さらにそれが育児不安を生む悪い循環を作ってしまうのです。
メタ認知能力が高ければそれだけ、育児不安を解消しながら育児と仕事の両立が可能になります。
メタ認知の鍛え方
脳内の思考を紙に書き出して人間の自然な思考プロセスを可視化することで、自分自身の現状を客観的に第三者目線で把握することができます。
効果的なメモの作成、記憶力の向上などに繋がりますのでおすすめです。
自分という人間を良好な状態に保つにするためには、身体的な健康状態だけではなく、精神的な安定性も重要です。
ついイライラして部下に強く当たったり、お子さんに大きな声で起こったりして、後悔するなんてことはありませんか?
身体的、精神的に安定した状態でい続けるには、セルフコントロールを行うことが有効です。
セルフコントロール能力を高めるためには目標を設定することが大切と言えます。
自分のモチベーションが高まるものを目標に設定することが成功のポイントで、それは育児でも仕事でも両方に当てはめることができます。
惰性的に育児や仕事をするのではなく、「こうありたい」と思う状況を思い浮かべ、それを目標の一つにしてみましょう。
まとめ
育児とキャリアを両立させるには、仕事のスキル以外に紹介したメタ認知能力という必要な要素があります。
逆にメタ認知を鍛えることを意識しすぎるとかえって疲弊してしまいますので、日々の生活の中でリラックスしながら実践してみてくださいね。