ロールモデルとは、言動や考え方が他の人の模範となるような人物のことです。
女性活躍がさらに推進される企業では、性別を問わず能力の高い従業員の積極的な管理職登用を行っています。
それには多様なロールモデルがいるほど女性が働きやすく、キャリア形成するのに最適な環境です。
女性がロールモデルを設定すべき理由
結婚や出産、育児などとっいたいわゆるライフイベントの際に、会社にロールモデルがいれば女性は大変心強いです。
不安も少なく済むでしょうし、特に出産後は、復帰後のキャリアプランを考えやすくなります。
また、自らがロールモデルとなると、今後の女性活躍を推進する社内風土をつくることも可能です。
ロールモデルとは、社員が目指したいと思う理想や目標となる存在であり、そのスキルや具体的な行動を学んだり模倣したりする対象となる人材ですので、ロールモデルは必ずしも社内の女性社員と限らなくても良いです。
こんな職場は女性は働きづらい
- 社内に女性の管理職や先輩が少ない
- ライフイベントを乗り越えて仕事をしたいけど、参考になる女性社員の先輩が少ない
- 将来のキャリアを描きにくい
上記のような職場では女性は安心して働けません。
自分がずっと腰を据えて働けていけるのか、女性にとって職場の体制や環境が女性に対して厳しいものであれば大変不安ですよね。
将来目指したいと思えるような、仕事も家庭も両立できている女性がいれば目指す姿が明確になりますし、安心して職場で没頭できるでしょう。
社内にお手本にしたいロールモデルが存在するとやる気ややりがいを刺激されることがあります。
ロールモデルの存在は女性の今後のキャリア形成に重要な存在なのです。
保育士として働いていて、出産のブランクがあり、職場の理解のある環境で子育てをしながら働いている女性を特集しています。
女性ロールモデルとワーク・ライフ・バランス
女性には出産・育児というライフイベントがあり、ほとんどの企業が、仕事と家庭の両立のための制度を整備していますが、現実には第1子の誕生時に約6割の女性が離職しています。
それだけ仕事と出産・育児との両立は難しいものであり、ライフ・バランスを好きに設定することは困難と言えます。
逆に考えると、仕事と出産・育児の両立ができている人はロールモデルになり得る人材であるということです。
働く女性にの理想となるロールモデルに適した理想像は以下のように選べます。
直接知っている人
会社の先輩、上司、両親、友人など、直接知っている人から選びます。
自分に良い影響を与えたかどうかという観点で選んでください。
営業担当者など社外の人がロールモデルとなることもあり、社内の人に比べて先入観が少ないため、客観的に見ることができます。
著名人や偉人
直接は知らない著名人や過去の偉人をロールモデルとして利用するという方法もあります。
女性の活躍が遅れている日本では、社内にロールモデルとなる女性社員がいないケースも少なくありません。
そんなときは、著名人の中から自分が尊敬する人を選んでロールモデルにしてみましょう。
2020年にポーラの初の女性社長に就任した及川美紀さん。
女性管理職5割の達成への秘策を語っています。
女性が働きやすい職場は管理職に女性がいるところ!
JR九州“初のロールモデル”赤城由美さん。
ロールモデルが少ない中、心がけていることとなどを語っています。
まとめ
ロールモデルを持つことで、女性は理想の自分に近づくことができます。
憧れの人をロールモデルに選び、キャリアアップの道しるべとすることで、自身の成長を促す効果があります。
女性だからダメ、できないと諦めていた方でも、実際に女性で管理職になっている方を見ると、管理職を目指せる具体的なビジョンが見えてきますね。